kinokocakeオカルト編

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ハル・ブレイン死去

「米ドラマーのハル・ブレイン氏が死去 90歳」 https://twitter.com/i/events/1105341987706744832
レッキング・クルーのメンバー 名セッション・ドラマーのハル・ブレインが死去 - amass http://amass.jp/118062/
ブライアン・ウィルソンリンゴ・スターら、亡くなったハル・ブレインに追悼の意を表明 https://nme-jp.com/news/69891/
ハル・ブレイン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3

>60年代初頭にはフィル・スペクターのセッション・メンバーとなり、その後はアメリカン・ロック&ポップスの膨大な数のレコーディングに参加。『Modern Drummer Magazine』の2017年の特集によると、6,000枚のシングルを含む、35,000以上のレコーディングに登場しています。




「レッキング・クルーのメンバー」とか言うとあたかも「レッキング・クルー」というバンドなりユニットみたいなのが存在したかのような誤解を生むけど
リアルタイムでは誰もそんな認識してなかったし、
ジャズとかならともかく普通のポップスとかのレコードにいちいちどの楽器を誰がやってるとかどこにも書いてなかったから
誰がドラム叩いてるとか誰も知らなかったし関心すら持ってなかったはず。
逆に言うとそんな時代に、インターネットも何もなかったのにいちいちそこまで調べて知ってた大瀧詠一とか山下達郎とかの先人がそれだけ偉大だったのだよ。
この時代はバンドものですら実際にはそのバンドのメンバーではなくスタジオミュージシャンがモノカキで言うところのゴーストライターみたいに変わりにやってるのが当たり前の風潮だったからね。
なんでレコードでは完璧なのにライブではグダグダなんだ?っていう場合はそりゃレコードでは違う人がやってたんだから当たり前だっていう。
公式にはそのバンドのドラマーが叩いてることになってるドラムが実際にはハル・ブレインだったというわけ。
べつに彼らだけじゃなく当時はそういう覆面スタジオミュージシャンみたいなのが世界中に何人もいたのだが
特に優秀で多くのヒット曲に関与してたミュージシャンが後年「レッキング・クルー」とか呼ばれるようになったわけで
当時から自ら「レッキング・クルー」と名乗っていたわけではない。
あたかも「60年代70年代の曲はほぼ全てレッキング・クルーが演奏してた」かのように言われがちだけどビートルズとかは普通にビートルズ自身の演奏だし
そこは色々なのだよ。


このへんの事情に関しては「急がば回れ99」という本で色々知ったのだがこの本は山下達郎とかの先人からメチャクチャ酷評されてたから逆に余計に信頼できる。
推理モノっぽさもあるし、
本題以外の部分で今の自分の基本的な人間観に多大な影響を与えている。
ストーンズ信者のオッサンに絡まれたくだりが特にそれ。
自他の区別のつかない幼稚な大人はダメだという著者の考え方がその後の我が人生の大きな指針となった。


話がそれたついでに


「愛のさざなみ」は、なぜロス・レコーディングされたか?~名ドラマー、ハル・ブレイン起用で島倉千代子をよみがえらせた浜口庫之助 http://www.tapthepop.net/kiyoshi/90734

これ。
一瞬すげータイミングだなと思ったら2016年の記事をハル・ブレインの訃報で再アップしただけだった。
それはともかくハル・ブレインよりも「ハマクラすげー」になってしまった。
受勲を断った話とか、ジャックスの「ロールオーバーゆらの助」でディスられてる人物像とは正反対じゃねーか。
「売れてるもの=資本主義の豚=絶対的な悪」という単純な構図に陥らないように気をつけねば。